アメリカ利上げ

ゲン》今日のテーマはアメリカの利上げだったね。

broは年内に利上げが4回あると昨日言ってたけど、

何回行われるかもはまだ誰にも分からない。

1回かもしれないし、8回かもしれない。

ハタ》確かfrbが3回はちょっと少ないと思うなーみたいなこといってたきがします

ゲン》うん、そうだね。

12月のFOMCで、FOMCのメンバーが2016年末のFF金利政策金利)を予想を発表したんだけど、

その数値は1.375%。

現状の政策金利0.375%(厳密には0.25%-0.50%)とすると、

1.375%-0.375%=1%だから

この1年でFF金利が1%上昇すると予想していることになる。

通常、一回の利上げで0.25%金利が上がるから

1%➗0.25%=4となり、

FOMCメンバーは2015年12月時点で、2016年度中に4回の利上げを見込んでいるんだ

とういうことが分かったわけだ。

ドットチャートで発表されるんだyo 各メンバーが2016年末の金利を何パーセンと考えているを示したチャートが。

ゲン》イメージできた??

ハタ》イメージできた

ゲン》それに対し、マーケットが2016年度中に何回利上げがあると考えているかというと、2回(FF先物から2回という数値は算出できるのだけど、これはまた別の機会に)!

まとめると、FOMCは、2016年度中に4回利上げすると考えているけど、マーケット参加者はそれを信じてなくて、出来てもせいぜい2回だろうと考えいるわけだ。

現状はok??

ハタ》🙆

ゲン》では、それらを踏まえて!!

broは何回利上げすると思う??

3月に利上げはあるか??

ハタ》チャイナリスクと物価のどちらの課題もまだ途上で回復の道筋もたってないので3月は見送りですかね

ゲン》なるほど!!

マーケット参加者達も大体そのように考えいる。

現在、3月の利上げ確率は30%ちょいだからね。

ハタ》ゲンさんは?

ゲン》ふむ...

僕は利上げはあると思っている!

ハタ》そのこころは?

ゲン》世界経済も勿論考慮するけど、何と言ってもFRBのが一番気にしているのは「雇用」と「物価」。

雇用に関しては、先日の雇用統計の結果からも分かるように決して悪くない(増加数:29.2万人、失業率:5%)。

問題は物価だ。この物価に関しても僕はそれほど悲観的ではない。

そもそも、FRBはコアPCE(変動率の高い食料品、及び石油を除いたインフレ率)を一番重視している。

だから、基本的には原油の価格が下がっても関係ないんだよ。

問題は原油価格の下落が物価全体に波及していくかどうかだね。

では、最近のコアpceの数値の推移を確認してみよう。

2015年5月:1.2%、6月1.3%、7月1.2%、8月1.3%、9月1.3%、10月1.3%、11月1.3%

原油価格の下落は今に始まったことではない...

にも関わらずpctの数値は目立って下がってはいなんだ。つまり、今のところは原油価格の下落は物価全体に波及してはいないと考えられる。

それはアメリカPCEは7割がサービス価格が占めているから、原油価格の下落が波及しづらいからだと考えられる。

更に、PCEの数値は前年同月対比で見るんだけど、今よりも全然原油価格が高かった去年と比較しても、同上のようにコア PCEが推移しているのだから、

仮に原油価格が波及していたとしたら、PCEは更に上昇していく可能性がある(前年同月対比の原油価格の差額は減少していくから)。

ハタ》12月の利上げ前の雇用統計とか物価指数はどんな感じだったんですか?

ゲン》それらを踏まえると3月の利上げは十分に可能性があるのではないかと考えるよ!!

ハタ》データに基づいた説得力ある推測ですね!

ゲン》コアPCE1.3%(同上参照)、雇用統計+21,1万、失業率5%

ハタ》充分ありえますね。年四回もある?

ゲン》それに、予想外のことが起こったほうが面白いじゃないかー(笑)

現状3回と見ている!

やはり、中国経済の減速は無視できないよ。

ハタ》去年の利上げも予想外でしたね!

そうなるとやはりfomcのコメントも実現できるかもしれないですね

議題への完璧な回答でした