今週の流れまとめ

ゲン)今週も激動の一週間でしたな💦

日銀の追加緩和決定後、急上昇した日経平均と円安は一週間で発表前の水準まで戻り、一方日本国債は軒並みマイナス金利に突入し、長期物(10年)さえもマイナスが視野に入ってくる始末!(2/5現在0.030%)

ハタ)発表前まで戻ったんですか?(汗)

ゲン)そうとも!💦

ここまでの結果だけを見れば、黒田バズーカ不発と言われても仕方あるまい!!

しかし、実際にマイナス金利が適用になるのは2/16!

まだ、各銀行対応に追われている段階であり(どの銀行も軒並み預金金利を引き下げいる、三菱東京UFJマイナス金利適用なんてニュースもでたけど、真偽の程は未だ分かっていない)、

まだ、バズーカ第3弾に結論を下すのは時期尚早だろう!

今週の値動きは、原油価格下落とFOMCメンバーが世界経済減速が利上げペースにも影響すると発言したことが円買いを進行させ、円高進行が日経平均株価を押し下げたといったところかな-

一方中国は落ち着いているね、ネガティブな指標結果がでてもマーケットが反応しなくなってる(笑)

ハタ)アメリカの雇用統計とかPCEはどうでした?

ゲン)broはどのように見た??

ハタ)まず、流れは雇用者数の伸びは市場予測を下回った一方で失業者率は低下、CPEは前月同様ですね。市場が織り込む利上げ確率は上昇しました。

各種数値はFRBの目標に全然達してないものの悪くはない水準です。そう考えると利上げも見えてくる気がしますが、日本と欧州の政策との兼ね合いで見送りもあるかもという感じです!

ゲン)なんて、イケてる回答...

おいも大体おなじだけど、僕はbroよりももっとポジティブに今回の結果を受け止めているyo

まず雇用者数、確かに予想にも目安の20万ににも届かなかったけど、3ヶ月の平均は23.1万人と力強いペースを保っている。

そして、失業率

今回の結果はリーマン前の2008年2月以来の低水準(良い数値)だ。アメリカは転職が多いから、失業率4.9%という数字は完全雇用(これ以上は下がりようがない)とも言われている。失業率がこれだけ低ければ、雇用者数だってこれまで通りには増えない。完全雇用の状態では前月比10万人ペースで増加していれば十分とも言われている。

そして何より、賃金!

これまで、ずっと前年同月対比2%の水準での上昇率だったけれど、今回は何と2.5%にジャンプアップ。賃金上昇は労働市場が逼迫(雇用を増やしたい経営者が多い)ことを意味するから、雇用は今後も順調に伸びていくことが想定されるし、何より、賃金が増えれば消費が増えて問題の物価だって上昇する。

更に、アメリカの非農業部門生産性が落ちていることも木曜に発表になっていて、生産性が落ちていることは、企業にとって勿論良いことではないけれど、裏を返せば、これまで同水準の売上を保つためには、雇用を増やさなければいけないし、

雇用増加の為には、賃金だって上げなければいけない。

信じられないことに、直近のアメリカの経済指標の結果では利上げを正当化する材料が揃っているとみる。

マーケットは利上げをほとんど、織り込んでいないからもし3月にやるとなればドル高/円安が急激に進むし、ドル高/円安が進めば日経平均だって上昇するだろう。

更に、黒田総裁のバズーカ3はこの流れを加速させる!

ということで、引き続き僕は3月利上げはありとみるし、

ドル高/円安進行、日経平均上昇、10年債はマイナスに突入すると予想する。

ハタ)数字に裏打ちされた論理的な推察。さすが、細かいところまで統計みてよく考えられている。格が違います!

しかも、予想はぶれてない!支持します!